アイデアノートより(1)
なあ,君は圧縮ファイルを解凍するときにこんな失敗をしたことがないか.
デスクトップに archive.zip というファイルを置いて,それをダブルクックして解凍してみるんだ.
そうしたら,中身がデスクトップ中に散らばってしまったってことが.
フォルダの中に解凍されると思っていたのに,そうじゃなかったんだ.
整理や分類が好きな君は,アイコンを自動的に整列させていないかもしれない.
さあ,どのファイルが新しくできたファイルなのかわからなくなってしまって,困っただろう.
じゃあ,こんなときに使える,ちょっとした魔法を教えてあげよう.
まずはこの魔法の材料の作り方から始めよう.
何でもいいが, c:\temp のような作業用フォルダを作る.
archive.zip を作業用フォルダへコピーして,それをダブルクリックで解凍してくれ.
デスクトップに散らばったファイルと同じファイルができただろう.
次にコマンドプロンプトを表示して, cd c:\temp と入力して作業用ディレクトリに移動するんだ.
もし君がパイプという機能を知っていて,パイプからの入力を受け取れるテキストエディタにパスが通っているなら,少し楽ができる.
ここでは秀丸を使うことにしようか.
dir /s/b/n | hidemaru と入力すると,c:\temp のファイル一覧が表示されただろう.
この方法が使えない君は, dir /s/b/n > list.txt と入力するといい.
すると, c:\temp のファイル一覧が書かれた list.txt というファイルができる.
notepad list.txt と入力すれば,メモ帳で同じ内容が表示されるはずだ.
例を書いておくから,参考にするといい.
C:\temp\CHI05-SnapAndGo.pdf
C:\temp\CS-2004-09.pdf
C:\temp\CS-2004-10.pdf
C:\temp\i2000-InfoRoom 実世界に拡張された直接操作環境.pdf
C:\temp\Miniotas.pdf
C:\temp\ターゲット拡大手法に対する人間の反応_p177-zhai.pdf
この魔法には二つのコツがある.
そのひとつは,ファイル名を””(ダブルクォーテーション)で囲んでおくこと.
ファイル名にスペースが含まれているとうまくいかないかもしれないから,すべての行の初めと終わりに”を入力しよう.
もうひとつは,何も書かれていない行が最後に一行だけあることだ.
こっちはきっと初めからそうなっていると思う.
それじゃあ,材料作りの最後の仕上げにかかろうか.
ファイル名が書かれたすべての行の初めに del とスペースを入力し,作業用フォルダの場所を示す文字列をデスクトップの場所を示す文字列に置換する.
del "C:\Documents and Settings\ユーザ名\デスクトップ\CHI05-SnapAndGo.pdf"
del "C:\Documents and Settings\ユーザ名\デスクトップ\CS-2004-09.pdf"
del "C:\Documents and Settings\ユーザ名\デスクトップ\CS-2004-10.pdf"
del "C:\Documents and Settings\ユーザ名\デスクトップ\i2000-InfoRoom 実世界に拡張された直接操作環境.pdf"
del "C:\Documents and Settings\ユーザ名\デスクトップ\Miniotas.pdf"
del "C:\Documents and Settings\ユーザ名\デスクトップ\ターゲット拡大手法に対する人間の反応_p177-zhai.pdf"
これで材料は完成だ.
それができたら, ctrl+A を押して全体をクリップボードにコピーする.
次にコマンドプロンプトでデスクトップのディレクトリに移動する.
C:\Documents and Settings\ユーザ名\デスクトップ>
おそらくこのような場所にいるだろう.
最後に,コマンドプロンプトの上で右クリックをして,表示されたドロップダウンメニューから貼り付けを選ぶ.
さあ,デスクトップはどうなっているかな.
散らばったファイルがきれいになくなっているはずだ.
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油断してるとたまにやっちゃうよね・・・.
特に人のパソコンで(--;