...ing logging 4.0

はてなブログに移行しました。D言語の話とかいろいろ。

D + DFL

なんだかこの日記は中途半端な論文調になってしまったー.

職場で使っているアプリケーションは,設計時に想定された運用と実際の運用の食い違いによってかなり使えないものになってしまっている.アプリケーションを使用する度に変更しなければいけない設定項目が,環境設定に含まれているなんていうのはその最たるものだ.ちなみに,その設定項目はデータの保存先を指定する項目である.これではさすがに使いにくいので直してもらった.きっと,その変更だけでもかなりの金額が飛んで行っているんだろう.

大きな問題はそれだけではない.このアプリケーションはその設定項目の設定ミスを一切許してくれないのである.というのも,アプリケーションが一度データを保存したが最後,そのデータを消すことができないのだ.だから,保存先の設定を間違うと正しい状態に復旧することができない.そう,表向きは.その気になれば記録されたテキストデータをテキストエディタを用いて書き換えることはできる.しかし,本来は手作業で書き換えるべきデータではないので,編集ミスなどによるデータの破損などの危険が伴う.この作業はそのアプリケーション上で行えるべき作業であって然るべきなのである.

そこで,実際の運用を踏まえた上で,そのテキストデータの編集を行うアプリケーションを作ることにした.データを書き換える時には,データを喪失しないよう同時に必ずバックアップデータを作成し,安全に書き換えを行う.なお,もちろん,前述の設定項目は常時画面に表示しておく.

このアプリケーションの実装には,D言語とDFLを使うことにした.一応,この間の作業によってwin32.windowsを最新のコンパイラで使用できるようにはなったが,さすがにWin32APIを直接使うのは面倒だ.そこでDFLかDWTが考えられたが,DFLの方がドキュメント類がわかりやすいようであったので,そちらを選択した.

現在,そのアプリケーションはそれなりに動き始めている.今日は,各種コントロールイベントハンドラをどうやって定義するのかを理解するのに時間を使ってしまった.クラスに定義されたイベントハンドラが何のイベントのためのものなのかを調べるのに時間がかかった.次回はもっと作業が進むだろう.それにしてもコンパイルが早いというのは,コードに集中する時間を長く保てるという点でとても快適である.

# VS2005のC#もかなりのものではあるけれども.