...ing logging 4.0

はてなブログに移行しました。D言語の話とかいろいろ。

自由か著作権か?

最近,こんなものを読んだ.

http://www.hyuki.com/gnu/frcp.html

ぜひ,これは読むべきだと思う.
話題のファイル共有ソフト関連事件の義捐金もとうとう1500万円を超えたことだし,社会的になんらかの動きが明るみに出てもいいと思うのにな.
それはともかく,著作権って,なんだろう.
本来の著作権は,本文の冒頭を抜き出すと,


むかしむかし、印刷機の時代に、執筆と出版のビジネスのために
1つの産業上の規制が確立されました。
それは著作権と呼ばれました。
著作権の目的は、執筆された書き物を広範囲に出版することを
奨励するということでした。
そして著作権の方法は、最近の著作物を再版する場合、
出版社が著者の許可を必要とするというものでした。

ということらしい.
これによると,最初は著者と出版社の間の取り決めだったんだなぁ.
それがいつの間にか,著者と読者の関係にすりかえられ,出版社のマージンを守るためのものに変化してしまった.
著者の権利がどれほど守られているだろう?
思い出してほしい.
何かを投稿するときに著作権などの全権利の放棄を要求されたことがないか?
個人的にはあれがとっても気に食わないのだけど.
だいたい,日本では著作権の放棄は法的にできないことになっている.
だから,著作権を放棄します,と言ったって,後で著作権を主張したりしませんよ,というだけに過ぎない.
本当に著者の著作権を守りたいのか,出版社(など)に権利を集中させたいのか・・・.

出版社は,本の内容を著者のもとから読者のもとへ,正確に伝えられることで儲けてた.
でも,正確に情報を伝えられることは,通信技術の発達が無価値にしてしまった.
・・・.
社会って,始めたときの意義に戻して,仕切りなおせたらいいのにな.