HatenaBar0.5.9で「ページを新しいタブで開く」の設定項目を画面内に表示されるようにする
中途半端に日本語化された英語圏のソフトを使うときによくありますが,文字がウィンドウからはみ出てるとき,ありますよね.
今まではDPIのせいだと思っていましたが,それだけでもないみたい.
新しいPCにHatenaBar0.5.9をインストールしてみたら,DPI は昔と同じ96なのに,ディスプレイが大きいせいかやっぱり表示されない設定項目がある!
これでは困るので,後輩の研究の手伝いで勉強した Firefox Extension の作り方を活かして,簡単に直してみることにしました.
まずHatenaBar0.5.9をFirefoxにインストールしてください.
Firefoxを再起動してHatenaBarがちゃんと動作している(けれども設定項目が一部表示されない)ことを確認したら,Firefoxを終了します.
次に,インストールしたHatenaBarの本体を探します.
我が家の Windows Vista では C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\ふがふが.default\extensions\{ほげほげ}\chrome\hatenabar.jar にありました.
「ユーザ名」とか「ふがふが」とか「ほげほげ」は適宜読み替えてください.たぶん人によって違います*1.
このファイルをデスクトップにコピーして,拡張子を jar から zip に変更し,解凍します.
jar ファイルは実は zip ファイルなので解凍ソフトで普通に開けます.
中には,
- content
- locale
の2つのフォルダがありますので,content => hatenabar と進んで,hatenaPreference.xul というファイルを見つけて下さい.
このファイルを適当なテキストエディタで開くと,
<tabbox flex="1"> <tabs> <tab label="&prefs.panel1.name;"/> <tab label="&prefs.panel2.name;"/> </tabs> <tabpanels flex="1"> <tabpanel minwidth="400" minheight="550" style="overflow: auto;" flex="1"> <iframe id="panel1-frame" src="chrome://hatenabar/content/hatenaPreference-1.xul" flex="1"/> </tabpanel> <tabpanel> <iframe id="panel2-frame" src="chrome://hatenabar/content/hatenaPreference-2.xul" flex="1"/> </tabpanel> </tabpanels> </tabbox>
となっている部分が下の方にあります.そこで,
<tabpanel minwidth="400" minheight="550" style="overflow: auto;" flex="1">
この行を,
<tabpanel minwidth="400" minheight="800" style="overflow: auto;" flex="1">
こんな風に変えます.
これで設定ウィンドウの縦幅が大きくなります.
ここまでできたら,contentとlocaleの2つのフォルダをzip圧縮し,そのファイル名をhatenabar.jarにします.
ここで,編集する前のhatenabar.jarをちゃんとバックアップしておきましょう.
それから,新しく作ったhatenabar.jarを C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\ふがふが.default\extensions\{ほげほげ}\chrome\hatenabar.jar に上書きします.
最後にFirefoxを立ち上げると設定項目がちゃんと表示されるようになっています.
*1:「ほげほげ」は一緒だっけ?