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はてなブログに移行しました。D言語の話とかいろいろ。

生産物の共有と管理

どうしてうちの研究室には wiki がないんだろう?
そう思って自分の所属する研究グループのために pukiwiki を立ち上げてしばらく経つ.


まあ,各人のウェブページが機能していないくらいだからしょうがないのかもしれない(苦笑).
だけど,情報技術を専攻している学生の集まる場所なのに,あまりにもその技術を利用していないんじゃないか?
研究に直接関わる作業(プログラミングとかプレゼン資料や論文の作成とか)に使うだけじゃなくて,あるものやできることをもっと活用できるんじゃないか?
プログラミングにしても,各研究グループ間で共有されているライブラリは1つ2つしか思いつかない.
車輪の再発明を繰り返していて非常にもったいない.
どこかの研究グループで作成されたプログラムを非公開の wiki にアップロードしていくだけでいいのにな.
独立性の高いライブラリを作るのはなかなか難しいけど,ソフトウェア設計のよい勉強になるだろう.


どうしてうちの研究室ではバージョン管理システムを使っていないんだろう?
現役生の中で使っている人が3人くらいいるのは知っているけど,たったそれだけの人しか使っていない.
ちゃんと CVS とか Subversion を使えば,「間違って古いもので上書きして最新のプログラムが消えた!」とか「どれが最新版かわからなくなった」なんてことがなくなるのに.
むしろ,研究室の共有ファイルサーバに相当するものを,Subversion の管理下においてしまうのがいいんじゃないだろうか.
エクスプローラで直接ネットワーク越しにファイルアクセスする今のやり方は危険すぎる.
間違って何かのフォルダを別のフォルダにドラッグアンドドラッグしたら,何をどこに移動してしまったのかさえわからない(実際これで困った).
実際にやるとすれば,大分類として研究グループがあって,その下のプロジェクトごとにリポジトリを作成するのがいいだろう.
その上で,ファイルサーバの総合管理者がいれば理想的かな.

# wiki + Subversion の機能を持つ trac を使う手もあるが,さすがにそこまでやるとオーバースペック.