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はてなブログに移行しました。D言語の話とかいろいろ。

コギト・エルゴ・スム

いわゆる金縛り状態になった.
はっきり覚えているのは小学生以来のはずなので,これで二度目.

事の始まりは,寝ているときに夢を見ていたことからなんだと思う.
そこへ誰かに声をかけられ,いざ不思議ワールドへ.
意識はだけはその声に手繰り寄せられ,一度現実を認識するが,半分寝ている状態.
これで「そろそろ起きないといけないなー」と思える状態にある.
目を開けることはできた.
そして起きようとするんだけど,全然体が動かない.
「あれ,俺,寝ぼけてるのかな」と思い全身に力を入れて起き上がる・・・起き上がれない.
「なんだこれ,起きられない夢を見ているのかな.でも現実っぽいぞ?」
がんばってもがんばっても全然体がいうことを聞いてくれない.
考えられるのに起き上がれない状態が長く続くと,少し怖くなってくる.
「やばい,このまま肉体と精神が再接続されなかったら外に意思を伝えられない!?」
なんてことを考え出す.
そうこうしているうちに,おそらく10分くらい経過した・・・ような気がする(実際はもっと短いかもしれない).
体が動くようになった瞬間は,普通に夢から覚めた感覚だったような気がする.
その瞬間のことはあんまりよく覚えていないけど.
気持ちよく寝られたときのように,頭はすっきりしていたのですぐに動き出せた.
きっと体が寝ている状態でも,目からの入力を受けて頭は動いていたからだろうな・・・と思っていたのだが.

http://web.kyoto-inet.or.jp/people/arisu/kanasi.htm

google先生に「金縛り」のことを訊いたらこのサイトを教えてくれたので読んでみたら,「そうか,まさにここに書いてあるままのことが起こったんだ」とはっきりわかった.
金縛り中の感覚はすべて幻覚なんだな.
目を開けられたというのもすべて幻覚で,寝る前に見ていた景色が再現されているだけなんだ.
もしかしたら誰かに声をかけられたのも幻聴かもしれない.
でもこれは金縛りになるスイッチとして実際にあったことのようにも思えるが.

同じサイトに書かれていたが,高いところを飛ぶ夢を見たとき,どうしても少しずつ高度が下がっていくらしい.
今までの夢を思い出してみると,まさに自分もそうだったことに気がついた.
夢の中で無条件に上昇し続けることはできないのだ.
人間の感覚って面白いね.
本当に世界と繋がっているかどうかなんて,本人にはわかりようがないのだから.
NHKのドラマ「クラインの壷」,ひいては電撃文庫クリス・クロス」を思い出したよ・・・.
どっちも名作です.
機会がなければ作ってでも観る・読むことをお勧め.